Javaプロジェクトのソースコードリーディングツール、Sorcererを試してみた

Javaソースコードリーディングのツールとして、いいものがないかなと思っていました。
それで、以前、川口さんが会社のほうに遊びに来られた時にプレゼンで紹介されたのが、Sorcererというツールです。
これはJavaのコードを解析して、HTML(+JavaScript)へ出力してくれるものです。
Eclipse風な見た目は単に見た目だけでなく、参照やクラスへのジャンプといったIDEが持ってる機能を備えてる優れものです。
今のところ、バージョンが0.6で2年ほど何もない状態ですが、Hudsonと絡めるとかなり面白くなるのではないかなと、期待しているところです。
実際の使い方は、公式のところを参考にしていただいて、自分はMaven2で試してみました。
注意としまして、Sorcerer自体はJDK6じゃないと動きません。
Maven2から使うには、以下の部分をPOMに追加して、「mvn site」を実行すれば target/site/sorcerer/に出力され、index.htmlを開くと見れます。

<pluginRepositories>
  ...
  <pluginRepository>
    <id>java.net2</id>
    <url>http://download.java.net/maven/2</url>
  </pluginRepository>
  <pluginRepository>
    <id>java.net2-backup</id>
    <url>http://maven.dyndns.org/2</url>
  </pluginRepository>
</pluginRepositories>
...
<reporting>
  ...
  <plugins>
    ...
    <plugin>
      <groupId>org.jvnet.sorcerer</groupId>
      <artifactId>maven-sorcerer-plugin</artifactId>
      <version>0.6</version>
      <configuration>
        <encoding>UTF-8</encoding>
      </configuration>
    </plugin>
  </plugins>
</reporting>

Fisheyeなどのリビジョンの差分や追跡用のものとは用途は少し違いますが、かなり強力なツールに化けるのでないかと期待しています。



追記:2008.11.29
以下のURLで確認できます。
http://cactusman.dip.jp/hudson/job/posster-site/site/sorcerer/index.html