Hudson Twitter Pluginができるまで#0

Hudsonのプラグイン作るの怖くないよ、ということを実証するために作ったことを連載してみようと思います。
教材としてHudson Twitter Pluginを使います。
理由は自分が作ったというのもありますが、コード量が少なくさっぱりしているからです。
また、id:fitsこのエントリーや公式サイトのPlugin turtorialがものすごく参考になります。


というところで、今回の#0では開発環境構築について簡単に説明します。
開発ツールとして、まず、JDK6とMaven2(2.0.4以上)が必要です。
また、IDEもあるほうがいいでしょう。
開発ツールがそろえば、以下のコマンドを実行します。

cd /tmp
wget https://hudson.dev.java.net/source/browse/*checkout*/hudson/trunk/hudson/tools/bootstrap/pom.xml
mvn package
rm pom.xml

上記はUnixLinux系のOSの場合です。
Windowosの場合は、URLからPOMをダウンロードし、コマンドプロンプトを起動しダウンロードした先で「mvn package」と打ってください。
そうするとHudsonプラグインを作るために必要な、Maven2用のプラグインがダウンロードされます。
使用したPOMファイルは不要になるので削除します。
そして、Hudsonプラグインを作成するための作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを打ちます。

mvn org.jvnet.hudson.tools:maven-hpi-plugin:1.20:create

そうすると、いろいろと聞かれます。
ここではこれから作るプラグインのPOMにgroupId(パッケージ名)とartifactId(プロジェクト名)を入力します。
groupIdはorg.cactusmanのように適当にしました*1
artifactIdにはtwitterと入れました。
この辺はあとでどうにでもなりますので、適当なものをつけるのがいいと思います。
これでサンプルプロジェクトが生成されます。
あとは、きちんとビルドできるかどうか試すために、作業ディレクトリの下にtwitterというフォルダが出来ているので、そこに移動し以下のコマンドを打ちます。

mvn package

これで「BUILD SUCCESSFUL」と出力されていれば開発環境構築は終わりです。


#0ではHudsonプラグインの作成のための開発環境構築までを簡単に説明しました。
特につまることろはないと思います。
次回には、サンプル(Hellow world)を動かすところを説明しようと思っております。

*1:Hudsonのプロジェクトに編入させるならhudson.pluginsとしたほうが後々楽になりると思います。