java-jaに参加後、Maven2について考え直してみる

Maven2はプロジェクトの構成を(勝手に)決めるので、初めてのプロジェクトなんかを見るときにはあたりをつけやすい。
また、POMにプロジェクトの情報が書かれているので理解のとっかかりになる。
で、コマンド一発で雛形からビルドなどをやってくれる優れもの。
java-jaに参加する前は便利なビルドツールだな、という考えだった。
だけど参加してみて、Maven2を単なるビルドツールとは違ったみたい。
POMにプロジェクトを記述してそのPOMにしたがってビルドなりなんなりを実行するってもののようだ。
なので、SCMやメーリングリストのノードがあったりする。
で、プロジェクトのあらゆる情報をPOMに記述する、というのがMaven2の方向性のようだ(あと、DRYとか)。
考え方としては悪いとは思わないけど、ビルドツールとしてはちょっと重い、もしくは融通か利かないかなと思う。
それもプラグインを自作すればどうとでもなる、といえばそうかもしれない。
ただ、ビルドに特化しているだけの"もの"ってのもあってもいいかなと考えている。
ビルドツールはビルドに責任を持つ。
これでいいじゃないと思う人もいるはずだし、そう思うことは悪いとも思わない。
だって、シンプル。
だからといってMaven2の向かう先ってのも否定していない。
要は手段の多様化。
Maven2の一部機能、依存Jarの解消とコンパイル、だけというようなものってあってもいいんじゃないかな。


ギークなら作ればいいじゃない、と。
ギークじゃないし、今の自分の興味とは違うからちょっとパス。
id:t_yanoが作ったmvnbeansなんかと他のをうまく使えばいけそうかな、と思ったり。
そのうちid:t_yanoが何か作るんじゃないかな。