ライプニッツ級*1

証明というか導出を。

y=\tan(x)
xはラジアン
x=\arctan(y)
arctanはtanの逆関数という意味。
arctan微分関数を求めには
\frac{dx}{dy}=\frac{1}{\frac{dy}{dx}}
という逆関数微分定理を使う。tanの微分
\frac{d}{dx}\tan(x)=\frac{1}{\cos^2(x)}
から
\frac{d}{dy}\arctan(y)=\frac{1}{\frac{1}{\cos^2(x)}}=\frac{1}{1+\tan^2(x)}=\frac{1}{1+y^2}
無限等比級数の和の公式を用いて右辺を級数展開する。
\frac{1}{1-r}=1+r+r^2+r^3+\cdots \quad (|r|<1)
r=-x^2とすると
\frac{1}{1+x^2}=1-x^2+x^4-x^6+\cdots
両辺を区間[0,x]で積分すると左辺はarctan、右辺は
x-\frac{x^3}{3}+\frac{x^5}{5}-\frac{x^7}{7}+\cdots=\sum^\infty_{n=0}\frac{(-1)^n}{2n+1} x^{2n+1}
とあらわせるので、まとめると
\arctan(x)=\sum^\infty_{n=0}\frac{(-1)^n}{2n+1} x^{2n+1} \quad (|x|<1)
という公式が導ける。x=1を代入すれば
\arctan(1)=\frac{\pi}{4}=1-\frac{1}{3}+\frac{1}{5}-\frac{1}{7}+\cdots
となる。

収束が悪いのは式を良く見ればわかるはず。
それにしてもこの\TeXは使いにくいというか見づらいな・・・。
はてなmimetexというのを使っているみたいだけど、もうちょっと使いやすくならないかな。