Seasar Conference 2009 Whiteに参加して

全然タイムリーではないですが、3/14 Seasar Conference 2009 Whiteにて、「HudsonによるOSS開発」というタイトルで発表してきました。

内容はデブサミのときに発表したものを焼きなおして、少し深く行っております。
なので、デブサミのときにも来られた方がいらしたら、申し訳ない感じです。
また、もっと基本的なことや反対にもっとマニアックなことが知りたかった方々にとって、物足りなかったのかなと思います。
この辺、どこにターゲットを置くか、どのあたりまで広げるかは、来ていただく方々の層が読めないとうまくいかない感じです。
あと、Jiemamyの宣伝ととられていたかもしれませんが、この辺はどういう風に開発を行っているのか、というところが大切になると考えていたので、詳細に説明しました。
この中でHudsonのバックアップは取っていないという話をしましたが、バックアップはしなくてよい、という話ではないです。
まずはバックアップする必要があるかどうか、ということをまずは考えるべきじゃないかと考えています。
例えば、開発者にとっては直近のビルド結果が大切なので、バックアップを頻繁にしなくてもいいと思いまし、まったくなくても特に問題になることは少ないと考えています。
なんならもう一回環境を作って、ビルドしなおせばいいだけですから。
しかし、マネージャにとっては今までのビルド結果は今後のために必要だと思います。
また、Hudson自体のバックアップはともかく、CIサーバの環境構築に手間がかかる場合は、CIサーバを丸ごと仮想化にして定期的にスナップショットを取るのは有効になります。
この辺は、いろんな要素がからんでくるところだと思いますので、何が最適解かというのは環境や目的によって大きく変わるところでしょうね。
ちなみに、Hudson Backup Pluginは最近id:kiy0takaさんが作っています。
http://d.hatena.ne.jp/kiy0taka/20090316/1237215917


と、自分が発表した話はこれぐらいで、自分の発表時間以外は以下の発表を聞いていました。


Wicketシステム開発の現場

新しいフレームワークであるWicketがなぜ必要であるのか、開発をどういう風に進めていくのか、を丁寧に説明していました。
自分はStrutsをまったく知らないためあえてStrutsから始める必要がないため、おろそかにしてしまいがちな部分であることを再認識しました。
また、Wicketで何かしらWebアプリケーションを作りたくなる気にさせてくれました。
ちょうど本もでましたしねw
あと、偉い人という無茶振りされて困惑しましたよ。

テスト駆動開発のこころ (TDD はじめの一歩)

TDDの実践について分かりやすいセッションでした。
特に、短時間(3〜5分程度)で終わらないテストはUnitTestではない、といったことやレガシーコードとはテストのないコードである、という言葉は印象的でした。
今だと昔と違って日本語の書籍もそれなりにあるし、動画でやり方をまねることもできるので、今後参考にしていこうと思いまし。
id:t-wadaさんにも無茶振りされて、困惑しました。

モダンSwing - S2SwingGUI開発はどう変わるか

Tophatenarで有名なid:kaisehさんのセッションでした。
Swing Application Framework(JSR 296)だけだと使いにくいので、使いやすくしたのがS2Swingという位置づけのようです。
いろいろと冗長になりがちなコードを、すっきりと書けるようにすることを心がけているようです。
発表を見ていて思ったのですが、練習されたとはいえデモ作成のタイピングが早く、感嘆したところです。
あと、ついにGUIアプリにもDIが使われ、DIからは逃れることができない状況になりつつあります。

ライトニングトーク

前回のLTも楽しかったのですが、今回もやってくれました。
かなり面白かったです。
特に「ソースコードリーディングのすすめ(仮)」でソースコードのタイポや一貫性のなさといったところはLTで話す分には面白かったですが、実際目にしたりするとひどくがっかりするところなので、気をつけようと思います。
また、LT後の木村さんのEclipse Plugin「ギブス」のデモがありまして、そこでヨシオリさんが公開処刑の刑にあってました


このあと打ち上げに行ってといつものパターンのようでしたが、残念ながら裏番組にいろいろと楽しそうなものが結構あって、見ることができなくて残念でした。
そういうこともあるので、同じ内容でも繰り返し行う必要はあるのかなと思います。
あと、無茶振りは止めてください。
自分は竹迫メソッドなんてできないので、勘弁してください。