WebDAV

WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)はウェブを使った分散オーサリングとバージョン管理のプロトコルである。
2007.06.16 22:23時点のwikipediaより

きちんとした仕様は本家サイトのRFCを見ることにして、要はHTTPもしくはHTTPSプロトコルでファイル共有やバージョン管理を行う仕様のこと。
利点は特別なポートを使わなくて良く、認証や暗号化はWEBサーバソフトに任せることができる。
また、リクエストボディ、レスポンスボディはXMLなので、データを柔軟に扱うことができる。
サーバはApacheIISが対応している。
Apache1.3ではmod_dav、Apache2ではmod_dav、mod_dav_fsを組み込むと使える。
クライアントはWindows2000からIEに含まれている。
ネットワークプレースの追加を行い、Webフォルダが作られる。
LinuxのクライアントにはcadaverというCUIがある。
ちなみにtomcatにもWebDAVサーバ機能があり、標準で使えるようになっている。
Apacheを使うにしろ、Tomcatを使うにしろ手軽なファイルサーバとして使うことができる。
性能面で少々頼りないので、シビアな使い方をするなら他の選択肢を使ったほうがいい。
ちなみにSubversion*1でHTTPプロトコルを使って通信しているが、あれはWebDAVプロトコルを用いている。
利用者は基本的にそのことを意識することなく利用することができる。

*1:あれWebDAVってバージョン管理できないのか?と思った方はするどい。Apacheなどでは実装できてない。