Jenkins(通称蛙本)

Jenkins

Jenkins

献本いただきました。
オライリー・ジャパンの高さん、ありがとうございます。


2月17日(金)のお昼ごろに手元に届いたところです。
ちょうど、デブサミでも先行販売*1していたようで、もうすでに手元にある人もかなりいると思われます。
この本については、Jenkins: The Definitive Guide の訳本になります。
位置づけとしては、Jenkins実践入門が初心者を対象としているのに対して、蛙本は中級者以上を対象としています。
Jenkins実践入門でさらりと触れられている各設定やPluginなどは、一段深く説明されています。
また、扱っている内容もより広くなっているため、Jenkins実践入門が物足りないと思われた方々にとっては、蛙本はおすすめです。


本書はRubyやGroovy、.Netなどについては少しは扱ってはいますが、メインターゲットはJavaであるため、Java以外のプロダクトについては自分なりに応用していく必要があります。
例えば、「6.3 Jenkins でのテストレポートの設定」ではテスト結果がxUnit形式に対応していない場合はxUnit Pluginを使ってみては、という記述があります。
また、7章以降については言語によらない話が多いため、その部分だけでもかいつまんで読む価値はあると思います。


あと、日本語訳本だけのオリジナル付録として、id:keike443 作の「付録B プラグインの開発」があります。
Pay! Framework Pluginを手本にPluginの開発方法を説明しているため、ちょっとPlugin作成してみようと思う方はお勧めです。


最後に、蛙本は今まさにプロジェクトで使っている人や、よりJenkinsを使いこなしたい人にはうってつけの一冊です。
今まさに悩んでいることや問題になっていることに対してのヒントがあると思います。

*1:デブサミではかなり売れ行きが好調だったとTwitterのTLから伺っています。