不人気の無自覚

最近、話題になってる@ITの記事絡み。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200710/31/ipa.html
http://d.hatena.ne.jp/itoyosuke/20071101/1193932945
ここの記事が大元で、はてな界隈でも大いににぎわっている。
自分もちょっと言いたい。

さらに藤原氏はネガティブイメージについて「ハードウェア開発は迂回生産で生産工程が長いが、IT、特にソフトウェア開発は、頭脳とサーバとオフィスがあればよく、投入する物的資源が少なくて済む。あとは頭の勝負。そういう産業構造だから若い人の活躍の場が非常にある。(IT業界は)そこをもっと訴えていく必要がある」とIT業界の魅力をアピールした。
IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ − @IT

とあるけど、投入する物的資源が少ない、ってことで喜んでいいのか。
ピープルウェアで書いてあるような、パーティションに区切られた広いスペースは?
大画面のデュアルもしくはそれより多い数のディスプレイは?
ストレスなく開発できる高性能PCは?
上のようなことを言ってる人はぜひ自社のオフィス環境をこと細やかに述べてほしいものだ。

学生からは、「コミュニケーション力が必要というのは他の業界も一緒であって、IT業界に固有のものとして、例えば、プログラミングの知識を求めていないのか」という質問も出た。それに対しては、浜口氏、岡本氏ともに、「プログラミングの技術はあった方がいいと思うが、なくても構わない」という回答。もう少し書くと、「プログラミングは入社後にトレーニングすれば問題ない。SIerの業務の中では、いろいろな役割の人が連携して仕事をしている。みんながプログラムを書いている訳ではないので、入社後のトレーニングで適正がないと分かれば、プログラミングをあまり必要としない仕事をやってもらうこともできる」というような回答だった。
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ITを専攻している学生達からは、「就職時にITスキルが問われないのだとしたら、大学でやっていることには何の意味があるのか」という質問が出ていたのだけど、明確な回答はなかったと思う。その人たちは、ちょっとショックを受けていたような気がする。
東大MOT学生の奮闘記 IPAフォーラム2007で討論してきた

どうやらプログラミングはできなくていいようだ。
ということは重鎮たちはコーディングできない、ということかな。
邪推に思うけど、大学の知識がSIerには邪魔になるのかな、思ってしまう。


他にも7Kとかも問題だけど、何が問題かと言えば重鎮たちだろうと思う。
はっきり言ってこんなことを言ってる人の下で働きたいか?
自分はノーだ。
狭い机で画面の小さな旧式ノートPCで雑音の中で開発させられて、無理難題押し付けられるのが目に浮かぶよ。