今後のハードウェアと仮想化についてのわたくしなりの予想

ハードウェアの進歩は日進月歩で、確実によくなっていて、そして性能あたりの単価は下がっています。
実際、CPUはいまや4コア搭載で、メモリは32bit OSの上限である4GB積むのも予算的に難しくなくなりました。
HDDも1Tの大台のものは1万円前後で手に入れることができます。
今後、もっと高性能、大容量になってくると予想されます。
しかし、CPUは1コアの性能アップは難しくなってきていますし、マルチコアを活かせるアプリケーション自体、今だに少ないです。
リソースの有効利用という点では、結構無駄にしているところがあります。
そういう中で、ハードウェアの性能を引き出すには、ハードとOSの間で動くハイパーバイザタイプの仮想化が有効な手段になるのではと思っています。
今後、ハードのリソースを管理し、負荷の高いVMに自動的にリソースを割り当てなおしたり、VM上ではシングルスレッドで動いている既存のアプリケーションもハードでは複数のコアが動いているようにする、などといったことができるようになるかもしれません。


あと、他にいい点として、バックアップや検証環境の構築が手軽にできたりします。
また、動かせられる環境が少ないOsaskMona OSなどのOSが実用レベルになるのではとひそかに期待しています。
これは、ハイパーバイザタイプ用のデバイスドライバに対応しておけば、実際のハードのデバイスドライバに対応してなくても動くからです。
(ちなみにハイパーバイザタイプではないですが、KVMMona OSを動かそうとしたひとがいるみたいです。http://wiki.monaos.org/pukiwiki.php?cmd=read&page=Mona%2F0.3.0%2F%C6%B0%BA%EE%CA%F3%B9%F0%2Falpha
仮想化自体現状、3D関連などは難しいみたいなので、クライアントとして使うにはまだまだ先の話だとは思っています。